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指名客のつかみ方

水商売の世界に入って先ず初めに躓く所はやはり「指名客がつかめない…」というところではないだろうか。
先輩に気に入られ先輩ホストのテーブルに優先的にヘルプで着かせてもらえる事がイコール指名客をつかむ近道!と
考える新人ホストも多くいるはずだ。
たしかに先輩ホストのヘルプとしてテーブルに着く回数が増えれば指名客をつかむチャンスは多く到来するが
それだけで指名客が面白いようにつかめるほどホストの世界は甘くない!
ヘルプでテーブルに着いたからといって、自分が発言するチャンスは、そう多いものではなく、仮にチャンスが巡ってきたと言って、その発言が客の心に届くもので無い以上、ヘルプは所詮ヘルプで終わるのが常である。
先輩ホストのテーブルである以上、先輩ホストを立ててヘルプとして立ち回る事がヘルプの仕事である以上
自分が発言できるタイミングとは、そうそう多いものではないはずだ。
そこで発言できる僅かな時間でチャンスをつかむ私なりの方法を、伝授したいと思う。

客の目当ては先輩ホスト、自分は所詮はヘルプ要員。この状況で客の心に残るセリフを発するなどかなりハードルが高い状況である。限られた僅かな時間で自分を印象付ける発言というのは「心にサクッと入ってくる言葉」なのである。
たとえば客が日常の他愛の無い話をしている時「私と仲の良い友達がいてね、すごく気の合う子なんだよ」と発言したとする。
その会話は当然、先輩ホストが膨らませ、その友達の楽しい話題で盛り上がるテーブルとなるだろう。
その際、ヘルプの自分は相槌を打つのが精一杯でなかなか会話に入れないといった状況になるのが常であろう。
なぜなら、先輩ホストと、その指名客の楽しい会話にヘルプが強引に割って入るなど、ホストの世界で許される事ではないからである。
ならば、その相槌を打つタイミングを上手に利用しキャッチコピーのような発言をしてみるという方法が効果的である。
単に「そうですね」と頷くのではなく「いいですね、そういうハイタッチできるような関係って」とちょっと相槌の仕方を変えるだけで
客の興味はグッと自分に寄ってくるものである。
【ハイタッチできる関係】このキャッチコピーを言葉として発する事で客は一瞬「ん?」と考えさせられるだろう。
そしてその後「そっかそういう関係だ!たしかに!」と頷くのである。
この客の興味をひくキャッチコピーがミソである。
こんな感じに客の興味を僅かな時間で、どう自分に向けるか…。首尾よく自分に少しでも興味をもってもらえれば
その後の自分の発言権は大幅に増えるものである。
【興味のある人間の発言は聞いてみたい】という心理である。
先輩の指名客である以上、自分が指名を鞍替えするワケにはいかないが、興味ある人間と話す事は楽しい。
となれば、「アナタ面白いね、今度その友達もつれてくるよ」と、自分の庭に置いておきたくなるのも真理である。
上記で話した内容を要約すると、
・ヘルプで優先的にテーブルに着かせてもらえるだけでは客はつかめない。
・発言できるチャンスをモノにしろ。
・発言は短く相手の興味をひくセリフを短いキャッチコピーにしたてろ。
という事になる。
実際にテーブルに着くとガチガチに緊張してしまって、何も出来なかった…。などと
情けない結果に終わる前に、頭の中で常に状況をイメージし、現場でしくじらないよう心掛けておきたいものである。
最後に会話に詰まった時の対処法として私の先輩ホストから教わった事を記したいと思う。
会話に詰まったら「適度に整理すべし」である。
これは実に奥の深い言葉であり、ひとつひとつの文字が意味を持つ文字列なのである。
「て」 テレビ
「き」 気候
「ど」 道楽
「に」 ニュース
「せ」 セックス(シモネタ)
「い」 田舎
「り」 旅行
「す」 スポーツ
「べ」 勉強
「し」 仕事
という構成で成り立つ文字列なのである。
最後の「仕事」というのは客に仕事を尋ねるのはホストの世界ではタブーとされるので
「お仕事は何されているんですか?」と尋ねろという意味ではなく、その上の文字列の「勉強」というところまで
会話を考えて、それでも会話が見つからないならば、グラスを拭く、灰皿の交換をする等、せめて仕事に徹しろという
意味合いである。
これを読んでくれている新人ホスト、もしくは新人キャバ嬢たちが少しでも「参考になった」と思ってくれれば幸いである。
-end-

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